私は女性ですが、女性のストーカーにあったことがあります。その女性は面識もなく、突然、私の前に現れました。怖いのが、私の行動を真似ることでした。その女性ストーカーは、私がレストランの椅子に座ると隣に座ってきます。目は合わせず、じっと前を向いています。
本屋に入れば隣に立ち、同じく本を手に取って読み出すのです。私がその本屋で雑誌を買えば、同じ雑誌を買っていました。私が服屋で黄色のカーディガンを買えば、同じ色のカーディガンを買います。白いサンダルを買えば、そのサンダルを買っては履いていました。
まったく同じような髪型にしますし、メイクも真似てきます。そんな姿で目の前に現れるので、同じ電車に乗って来た時、周りの乗客が驚いていました。恥ずかしいやら怖いやらで、顔を本で隠しながら電車に乗りました。
その女性ストーカーが怖いのは、手紙を送って来るところです。宛名も無い手紙を、1週間に5回は送ってきます。その封筒を開ければ、ハートのマークがたくさん描かれている手紙に文章がびっしりと書かれています。その内容はたわいもないことでした。
「今日は暑かったからプールに行きました」とか「こんな香水を買いました」など、
自分のその日の出来事をまるで日記にように書いてくるのです。気持ち悪いので、いつもシュレッダーにかけ、粉々にして捨てていました。
でも、その手紙の中に、自分の髪の毛を入れてきた時には背筋が凍るようでした。綺麗にハサミで切った髪の束を、これまたハート柄のリボンで束ねているのです。
何をしたいのか、女性ストーカーは、男性ストーカーよりも強引なのが怖いところでした。そんなストーカーは2年も続きました。さすがに疲れて、引越しました。