私は小学生の時いじめにあっていました。父親の仕事はとても転勤が多く、引っ越しを繰り返していたためあまり仲の良い友達ができなかったのが原因だと思っています。
友達がきてやっと学校生活が楽しくなってきたと思ったら、転校をしなくてはならないといったことが頻繁にありました。なのでそれを繰り返すにつれて、私は友達を作ることに意味があるのかと子供ながら思っていました。
なのでだんだんとクラスの輪に入ることができなくなり周りからもいじめられるようになりました。いじめといっても陰湿な事は特にされませんでした。私の場合は直接的に暴力をふるわれるといったことがほとんどでした。
挨拶がわりに手を出されたり、みんなむしゃくしゃするとすぐに私に当たってきたりと周りの人は全て私の敵だと思っていました。影でこそこそと何かされるよりはかなりマシだと思っていましたが、それでも子供の頃に受けた体験は今でもトラウマになっており時々思い出すことがあります。
その時の影響か今も友達があまりいません。いじめられていた事ははっきりと覚えているのですが、どんなふうにいじめられていたと聞かれると少し思い出せない部分もあります。
一度トラウマになっていたのでカウンセラーの方に話を聞いてもらったこともあるのですが、カウンセラーの方が言うには脳が嫌な記憶を排除しようとしているため詳しくは覚えていないらしいです。
それでもいじめを受けていたという事実はこれから先も忘れる事はないと言われました。私が受けていたいじめが暴力的だったこともあり私は暴力に対して凄く嫌悪感を覚えるようになりました。
これに関してはとても良いことだと思います。いじめはする方は気にしていない場合がほとんどですが、された方は一生抱えて生きていかなければならないので私のような人が少しでも減ることを願っています。