我が家は新築で大型の新築
に入居しました。同じような家族構成、子供の年齢が多い家族も多く、入居当初から皆が本当に仲良くなり、親同士、子供同士とも１０人以上の仲間でいつも盛り上がる楽しい毎日でした。
ところが子供たちが小学５年生当たりになると少しずつその楽しい関係に微妙な変化が訪れてきてしまうのです。その理由は中学受験です。
まだそのころはどこを受験するかといった具体的な話が出てきてはいませんでしたが塾をどこにするか、学校の成績はどんなものかといったちょっとした探り合いがお母さん同士で始まりだしたのです。
父親であるわたしをはじめとしたお父さん同志はあまり気にすることもなく付き合っていましたが。しかし、６年生になってくると受験にあたって、それぞれの成績や志望校についてのうわさ話や学費をどこからねん出するかといった生々しい話まで出てきました。
ここまでくるとだんだんお父さん同志でも話しづらい関係の間柄が出てくるわけです。子供たちも必要以上のライバル心を燃やして会話をしないような間柄さえも見受けられるようになってきました。
もちろん、同じ塾に通っていると志望校別のクラスであったり、模擬試験の成績なども見えてくるので突然仲が悪くなるようなことも出てきました。
そして、受験が終わってみると志望校に合格した子、滑り止めに受かった子、そしてどこも合格できなかった子と明暗がくっきりわかれてきました。最終的にはプライドの高い子供がいる家で引っ越していった家族もいたことには正直驚きました。
こうした受験が終わってしまえば、また仲が良くなる子供たちもいれば、親同士もなんらかの復縁を果たすことになったのですが。悲しい、そして難しい出来事でした。
